【15卒筑波大学 内定者インタビュー】農業技術系研究所内定 生物資源科学専攻 澤戸利衣さんの就職活動体験記 研究活動も就活も、最後まであきらめないことが大事

写真 澤戸さん2

内定者プロフィール

 

〇ご自身のプロフィールを教えて下さい

 

・名前:澤戸利衣

・学群学類/研究科専攻:生命環境科学研究科 生物資源科学専攻 動物資源生産学研究室

・内定先:農業技術系研究所

・業種:農業・食品

・職種:研究職

・就活開始時期:12月

・就活終了時期:9月

・内定獲得数:2社

・就活の軸(どういう基準で企業を選んでいたか):自分の経験が生かす

・説明会参加数:約10社

・OB・OG訪問数:7人(うち第一希望の会社4人)

・ES提出数:38社

・面接受験数:約10社

・内定獲得数:2社

・就活の頻度:週4日程度(最も忙しかった時期)

 

 

〇ご自身の就職活動の流れについて、時期毎に簡単に教えて下さい

M1

12月:学内説明会参加

1月:自己分析、業界分析

2月:エントリー、説明会、webテスト、最初の選考

3月:説明会、webテスト(勉強は毎日)、選考、(学会発表あり)

M2

4月:面接、最終面接、説明会とwebテストも少し。1社内定獲得

5月:第1希望の会社選考始まる(筆記)

6月:なし

7月:2回目筆記試験

8月:面接

9月:最終面接。無事内定獲得。就活終了

 

 

 

就職活動準備(学生生活の振り返り〜インターンシップ参加)

 

〇「大学時代に注力していた事は何ですか?

研究活動です。

4年次と修士1年次に内モンゴルへ現地調査に行きました。

特に修士1年の時は、現地で3ヵ月間、1人で研究活動をしていたので、

就活中の自己アピールでも内モンゴルの話をすると興味を持ってもらえて、

話のネタには困りませんでした。

研究の話を通して、持続力、問題解決能力、挑戦する気持ち、サバイバル力(笑)

などを伝えられるようにしていました。

 

〇「自己分析はどのように実施して、就活にどう役立ちましたか?」

おすすめは「他己分析」です。

他人に自分の良い所、悪い所を聞きまくります。

自分だけで分析しているとどうしても

自分の思い込みフィルターを通して分析してしまうと思うからです。

私は、自分では計画的な人間だと思っていましたが、

周囲に聞くと「え?どこが?」と一蹴されて目が覚め、

その後の性格診断の回答がスムーズになりました。

また、結果的にお互い褒め合うことになるので就活で、すさんだ心が温まります。

 

〇「企業・業界分析はどのように実施して、
就活にどう役立ちましたか?」

基本はネットからの情報収集でした。

本当に興味のある企業なら、OB訪問を絶対にするべきだと思います。

私は第一希望の会社に対しては4人の方にお話を伺いました。

研究所公開イベントにも参加しました。

思いついたこと全てやって、

多角的にその企業を見ることが良いと思います。

 

〇「インターンシップに参加した方は、
何故参加して、就活にどう役立ちましたか?」

不参加

 

就職活動本番(企業説明会参加〜内定獲得まで)

 

〇「企業説明会にはどの程度参加しましたか?また、参加してどう感じましたか?」

・合同説明会には1回行きました。

目的は、多くの会社を知る事と、周囲の動向を知る事でした。

筑波大学生の就活がゆっくりであることを聞いていたので、

都内の学生の動向や勢いを感じたかったからです。

会社を知ることが目的なら、学内説明会に出席することがおすすめです。

 

・個別企業説明会には6社くらい行きました。

説明会と筆記試験がセットになっている会社もありました。

質問ができるという点でネットよりは良いですが、

OB訪問のほうが良いのは間違いありません。

濃さが違います。

 

〇「OBOG訪問はどれくらい実施しましたか?
会いたい
OBOGとどのように繋がりましたか?」

◆人数:7人程度 (第1希望の会社:4人)

◆方法:研究室の先輩の友人、就活課のHPを利用、OBの方に紹介してもらう

◆感想:第1希望の会社は情報が少なくて困っていたので、

過去問や面接の様子などを聞くことができてとても参考になりました。

4人訪問したことにより、

「この会社はこういう思いを持った人達が集まっている」

という雰囲気が見えてきました。

 

またOBの方に「あなたのような考えの人を会社も求めていると思う。ぜひ頑張ってほしい」

と応援してもらえたのが嬉しかったですし、自信にもなりました。

その後も、試験や面接のたびにメールを交換し、いろいろなアドバイスをいただきました。

 

 〇「Webテスト・SPI対策はどのように実施しましたか?」

◆始めた時期:12月中旬~

◆対策方法:参考書を何度も解く(同じ参考書で良い)

早めに始めておくべきです。

ES提出の時期までにある程度固めておくと心強いです。

就活が本格的に始まると、対策にあてる時間が無くなってきます。早めに!!!

 

〇「ES対策はどのように実施しましたか?」

◆始めた時期:1月~

◆対策方法:参考本、友人と添削しあう

早めに始めておくべきです。

学生時代頑張ったこと、長所短所、など応募する企業に

あまり左右されない自分の核の部分は年内に固めておくと楽だったと感じました。

ES添削は友人に助けられました。

持つべきものは友です。

 

〇「面接対策はどのように実施しましたか?」

◆始めた時期:初めての面接1週間前~(2月下旬くらい)

◆対策方法:参考書、友人と模擬面接

特に1次、2次面接では聞かれることはある程度予想できるので、準備していくべきです。

この準備が、面接時に自信や声の質となって現れると思います。

質問に対する答えは、ただ作るのではなく、

その質問によって相手が聞きたいのは何なのかを考えて作るべきです。

その点に触れている参考書を買うといいです。

 

例えば、親切な面接官が

「一番苦労した経験を話してください。またそこから得たものや成長した部分があれば話してください。」

と質問してきました。

ただ、苦労した大変だった話をすれば良いのではないのです。

面接官は、その苦労からあなたがどう成長したのか、

次にどう活かせる人なのかを知りたいのです。

準備の段階でそこまで考えていれば、面接もスムーズに進むし、

存分に自分をアピールできるのではないのでしょうか。

 

〇「最終面接で特に気を付けたことはなんですか?」

気を付けたこと:知ったかぶりをしない(見透かされるから)、

社長だからといって物怖じしない、根拠のない自信を持つ(声や態度に現れるから)

 

実際:第一志望の会社においては、志望動機も自己PRも聞かれず、

ESに書いたことで面接官(6人)が気になったことをどんどん聞かれました。

最終面接にもいろいろとありますが、

私の場合は「確認」だったようです。

ESに書いてある事と実際の本人に偽りがないかどうかを確認された印象でした。

全く自分をアピールできなかったので、

内々定の連絡があるまでは落ち込んでいました。

最終面接は今でもよくわかりません。

 

就職活動終了後(企業を決定し、就活を終えて今思うこと)

 

〇「内定先の企業を選んだ決め手は何でしたか?」

「私のやってきたことを最大に評価してくれる会社だった」

序盤でも記したように、私は海外で研究活動をしていて、

帰国したのが12月中旬でした。

研究活動の中で、「研究にこれからも携わりたい」という想いは固まりましたが、

情報収集や対策が間に合わず、就職活動はなかなか思うように進みませんでした。

研究職で選考が進んでも、周囲の人々と研究の方向が異なり、

すっかり自信を無くしていました。

そんな時に、この会社を見つけ、

私のような研究を行ってきた人間を重要視していることを知り、第一志望となりました。

3月の下旬だったと思います(かなり遅いです)。

そこからはこの会社の選考を通過することだけど考え、

一般的な筆記試験、3時間にもおよぶ論述試験、課題提出、面接と1つひとつ進めていきました。

最終面接が9月で、モチベーションの維持に苦労しましたが、

頑張ることができたのは、

①「私のやってきた研究活動を最大に評価してくれる会社だった」ことと、

②「家族、大学の先生、OBの方々が根気強く応援してくださり、この方々に良い報告をしたい」

という思いでした。

 

〇「入社後、どういうキャリアを描いていますか?」

夢:現場に一番近い農学研究者、「アグロノミスト」になること。

私の会社(機構)は農業現場の抱えている問題を解決するために尽力することが使命なので、

その目的を達成できるように、研究所だけでなくどんどん現場に出て、

現場の声を引き出せるような研究者になりたいです。

 

〇「就活の時にやっておけば良かったと思う事は何ですか?」

OB訪問です。就活が本格的になる前に、

いろいろな人から働くということ、

仕事への想いなどを聞けたら良かったなと思っています。

今社会で働いている方は皆就活を経験していて、

1人ひとり想いがあってその職についたはずです。

それをもっとたくさん聞いていたら、

いろいろと興味の幅や物の見方が変わったと思います。

 

〇「就活の時に特に大変だったエピソードや、
それを踏まえてのアドバイスをお願いします。」

◆選考が思うように進まなくて死にたくなる、世界中に土下座したくなる

⇒ 自己回復はなかなか難しいです。家族や友人の力を借りましょう。

相談することで楽になりますし、力も湧いてきます。

 

◆第一希望の会社が民間企業ではなく、9月まで選考が続いたので、

モチベーションの維持に苦労しました。

友人の中には早くて4月頭には就活が終わっている人もいたので。

適度に息抜きをしましょう。

生活の全てを就活にしてしまうと苦しいです。

 

〇「女性の方は、女性ならではの苦労や、
逆に得をしたことなどはありますか?」

総合職採用の会社は転勤について聞かれました。

その時は「どこへでも喜んで行きます!」と笑顔で答えました。

 

〇「最後に、筑波大学の就活生の後輩たちにメッセージをお願いします!」

何を軸におくかで就活の方法も変わってきます。

周囲の話は鵜呑みにせず、いいなと思ったところだけ参考にしてください。

そうしないとパンクします。適度に息抜きしながら、頑張ってください。

自分に嘘をついて就活続けるのは苦しいですし、あとで後悔します。

就活が本格的に始まる前に、

しっかりと自分の向き不向きや進みたい方向を見つめ直してください。